原因が「単なる私の勘違い」と言うアナタは超大きな勘違いをしているはず
一緒に仕事をしているチームのひとりが大きなミスをしました。ミスしたことは仕方がないでと思います。でも彼の報告には「原因は単なる私の勘違いでした」とありました。ハァ? おめー、仕事なめてんのか!
ミスは仕方のない場合もありますね。そんなことでオジサンは怒りませんよ。だいじなのは、同じミスを繰り返さないことです。そのために彼に説明を求めました。
彼のレポートには、今回の失敗は「単なる私の勘違い」が原因とありました。
失敗からしか学べない、、、けど
ある人は言いました。「失敗からしか学べない。だからたくさんチャレンジして、たくさん失敗しないさい」と。
しかし、何もしなくてもタダ失敗すれば何かを学べるわけではないですよ。失敗から学ぶには「失敗についてその原因を考えること」が必要です。また同じことを繰り返さないための対応策が同時に必要です。
勘違いは原因ではない
勘違いは原因ではないでしょう。勘違いは失敗に至る過程のひとつの通過点に過ぎないです。確かに彼の失敗は勘違いが元にはあるけれど、それは直接の原因ではないです。
勘違いの向こう側
なぜ「勘違い」が起きたのかを考えてこそ、そこからはじめて失敗から学ぶことが始まります。
そういうわけで彼に聞きます。
私「なぜ勘違いは起きたのですか?」
彼「仕様書をきちんと理解しなかったからです」
これも真の原因ではありませんね。これも過程のひとつです。
なぜなぜなぜを繰り返す
私「なぜ仕様書をきちんと理解しなかったのですか?」
彼「自分では理解したと思ってました。」
自分では理解したと思っていたけど、実は理解していなかったということみたいですけど、筆者はどうも納得いきません。
私「なんで自分では理解したと思ったの?」
彼「。。。」
私「じゃあ、何を持って自分の理解が正しいのか確認をしたの?」
彼「。。。」
このあとも問答は続き、
「なぜその問題を発生させた真の原因の追求」
「同じ問題を繰り返さないための対策の立案」
をクリアにして、この問答はおわりました。
完璧じゃなくても一歩ずつ
最初から100点を取れればそれにこしたことはないけれど、まあ、そんなにうまくは行きません。じゃあ、同じ失敗を何度も繰り返すようだと全く進歩がありません。
歩みはのろくても、昨日した失敗は今日以降しないためにはどうしたら良いかをきちんと考えぬくことが大切だと思いますよ。
些細なことでも同じ失敗を何度も繰り返すのは本人にとっても周りにとっても良いことはなにもありません。
さあ、今日からファイト!