ほげったけど一歩前進

失敗を恐れず行動し、失敗から学び、昨日より一歩前進

箸で人を幸せにする宮保克行さんの仕事に感動した!!

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出典 : www.iichi.com

健常者が日常生活で当たり前にしていることのひつとに、箸でモノを食べるということがあります。
何かの理由で箸がうまく使えくなってしまうと、食事がおいしく食べられなくなり、食事の楽しさがなくなくなってしまいます。
そんな困った状態を解決できる箸を作っている方がいることを知りました。

 福井県で「箸factory宮Bow」をオープンさせ、箸を中心に木の食具を制作している宮部克行さんという方です。

www.iichi.com

筆者がこの方の活動を知ったのは、日本テレビ未来シアターという番組の3月6日分の放送の中でした。

http://www.ntv.co.jp/mirai-theater/20150306.html

(この日放送された2つのテーマのうちの後半です)

この放送の動画がどこかにupされていないか探してみたんですが、残念ながら今日の時点ではみつかりませんでした。

どんな箸なのか?

番組での紹介では宮保さんの制作される箸がどのくらいすごいか分かりやすく紹介されていました。どこかに分かりやすい動画などがupされていないか探してみましが見つからないので、筆者がトライしてみます。

例えば、指の力が低下したり、指の関節をうまく曲げることができなくなったことをイメージして下さい。
箸を使う動作の中で「つまむ」場合を考えてみると、箸の開閉がうまく出来なくなってしまうことは想像出来ると思います。
また、豆腐や煮物などを食べる場合に、素材を断ち切らない程度にはさんで持ち上げる動作をするためには、箸の開閉に関わる微妙な力加減が必要なこも理解出来ると思います。

宮保さんが制作される箸には、この開閉の動作の力加減の調整を補助する機能を付加することで、問題を解決します。

どうやって実現するか

筆者もたまたま一度番組での紹介場面を見ただけなので、自分なりの解釈なのですが、モータやソフトウェア等での自動制御的なものではなく、

  • 箸を持ちやすい形状にする(その人の手や指の大きさに合わせる)
  • バネのような機構ではさむ、開くの動作をサポート
  • 自分の指で箸を動かし、つまむ、はなす感覚は残る

という感じのものです。
筆者も自分でこの記事書きながら思いましたが、この箸を動かして「はさむ」「はなす」という行為は、普段は意識していないけれど、食事になんらかの楽しさを加えているような気がしますね、うまく表現できませんけど。

以下で購入された方のコメントをみると「箸で食べたいけどあきらめていた」多くの人が食事の楽しさを取り戻していることが良くわかります。

www.iichi.com

身近なことで困っている人の役に立つ

箸を使って食事をするという、極めて身近でつい見落としてしまうようなことで、困っている人の問題を解決し、人の役に立つというのは本当に素晴らしいことだと思います。

番組の中で、宮保さんは、何度も依頼者の元へ通い、その方の身体的な特徴の把握(指や手のサイズ、どの部分の動作に問題があるか等)を把握して、解決方法を見出していました。

また、それまで箸を使って食事をすることを諦めていた依頼者が、再び箸を使って食事が出来ることになった喜びも伝えていました。

依頼者のその喜びようは見ていてたいへん心を打たれましたし、そういうことを出来る宮保さんをうらやましいと思いました。