ほげったけど一歩前進

失敗を恐れず行動し、失敗から学び、昨日より一歩前進

コミュニケーションの基本、「アナタの白色」が「ワタシの白色」と同じとは限らない

コミュニケーションの基本は自分と相手が違うかも知れないということを大前提としてはじまると思うんですよね。

 例えば外国人なら違っていても「しょうがないなあ」と思えるけど、日本人同士だと、なんでそんなこともわからないの? 常識じゃん! とおこっちゃう人いますよね。でも考えてみて下さい。日本人だからと言ってみんな同じなんてあり得ないでしょう?

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同じ国で生まれ同じ教育を受けて育つ。空気を読むとか、あうんの呼吸とかいう言葉もある。だからって、アナタとワタシが同じことを言っているとは限らないのですヨ。でも肌の色も同じだし、同じ言葉話すし、見た目もまあ、「オヨヨ!」と言うほど違うわけではないので、ついつい「こんなことあたり前」と思ってませんか?

アナタの白とワタシの白は違う

例えばぬりえをしていて、子供に「そこ白で」と言ったとします。絵の具の白で塗る子もいれば色鉛筆の白で塗る子もいるだろうし、おうちゃくな子は「白紙のまま」で白とする子もいるでしょう。
日本では白といえば、いわゆる「真っ白」をイメージしますが、発展途上国のような白い紙が貴重な地域では、白と言ってもイメージするのは、ベージュのような白色かも知れません。

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「相手と自分は違う」からはじめる

「同じでしょう」「わかっているはず」からはじめてしまうと、「白色」という言葉だけで、その実態=本当の色がお互いの間で確認されないまま進んでいき、最後になって問題発覚、「ひえー!」ということになってしまうことが多いんですよね。

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違うモノと思っていれば問題を少なく出来る

例えば嫁姑問題。特に姑側かもしれませんが、「こんなこと分かっているはず」「嫁なんだから当たり前」っていう前提でいると戦争勃発という事態になりますよね。お互いけんかしようと思っている人は少ないと思うので「自分と同じではない」という大前提に立ってコミュニケーションすれば、時間の経過と共に「相手の前提条件」がすこしづつ理解できてきて、問題は起きにくくなりますよね。

どこかで「外国人かも」と思う

長く付き合ってきたり、一緒に仕事をしてくれば「このくらい言わなくても分かってるでしょう」と思いたくなりますよね。その気持ちよくわかります。でもちょっと待って下さい。心のどこかに「もしかして外国人かも」「違う考え方かも」「違う経験してきてるかも」なんて思いを持っていたら、あとから「ハァ?」とショックをうけたりとトラブルになるケースも減るのではないかなと思います。

となりの席は外国人 となりの席は外国人

新しい発見を楽しもう

それは決して信頼してないということじゃないですよ。誤解しないで下さいね。自分と他人は違うわけですから、それを認識したうえで、過剰に依存しないということじゃないということですよ。

コミュニケーションで「ハァ?」という状況が起きたとき、例えば、アフリカの人が相手だったりしたら、「まあ、しょうがないかな」「そんなこともあるかな」って思えますよね? むしろ、「へぇ? こんな考え方、理解の仕方するんだ、おもしろい!」とたのしめそうじゃないですか。 夫婦の場合だったら、「コイツこんな考え方するんだ、知らなかったオモシロイ!」なんて思えるようになれば、毎日の生活に新たな発見が加わります。

新しい発見にワクワクできれば、人生は楽しいですよね。