ほげったけど一歩前進

失敗を恐れず行動し、失敗から学び、昨日より一歩前進

救命講習を受講して、胸部圧迫とAEDによる心肺蘇生法を習った。もし遭遇したら尻込みせずに行動したい。

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消防署が開催する救命講習を受講した。3時間程度の講習を修了したら、修了証を頂いた。もしだれかが心肺蘇生を必要な場面に遭遇したら、今日からは、尻込みせずに、助けられるようにがんばりたい。

 住んでいる町の消防署で、救命講習会が開催されていた。テレビでは、人口呼吸やAEDを使用する場面を見るが、自分では一度もやったことはないし、そもそも正しいやり方をしらない。もし、自分の目の前で、必要な場面に遭遇しても、尻込みしてしまうんじゃないかとずっと思っていた。講習会に参加する機会を得て、今回、修了証まで頂いた。講師の消防士の方は本当に一生懸命指導してくれたし、何より、そういう場面に遭遇しても、なんとか対処できるんじゃないかと思えるようになった。
せっかく教えて頂いたことを、忘れないためにも、自分で復習を兼ねて、本ブログに書いておくことにした。
以下の説明は、いろいろ探した中で、筆者がわかり易いと感じた、福岡県春日・大野城那珂川消防本部のホームページからの引用させて頂いた。


救命処置の手順(心肺蘇生法とAEDの使用の手順)|春日・大野城・那珂川消防本部

 そもそも、普通の人が救命行為を行うのは、人が倒れているのを見つけることが、最初の場合が多い。第一段階は、以下の4つである。特に注意したいのは、倒れている人を発見して駆けよる時、現場の周りの安全確認を最初にすることである。

  • 周りの安全の確保
  • 反応の確認
  • 助けを呼ぶ
  • 呼吸を調べる(状態の確認)

である。

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そして呼吸をしていないようであれば、胸骨圧迫と人工呼吸でいわゆる心肺蘇生の行動をとることになる。
特に胸骨圧迫の際に講習会の参加者が気にしたのが、圧迫の力が強すぎると、肋骨を骨折させてしまうのではないか、という心配であった。
講習会の講師の方の説明によれば、大人に対して胸骨圧迫をする場合、5cm程度胸が沈むまで圧迫する必要があり、これは、筆者のような普通の人の感覚では、かなり力をかける必要があるので、胸骨の骨折を恐れず、圧迫をして下さい、とのことであった。印象に残ったのは、「胸骨の骨折は、後でいくらでも治療はできますが、命は帰ってきませんから」とのこと。

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胸骨圧迫⇒人工呼吸を1セットとして、これ1セット終了毎に、呼吸の様子を確認にして、自発呼吸をしていないようであれば、救急車が到着するか、AEDが手元にくるまで、続ける必要がある。

そして、AEDが手元に来たら、AEDの電源を入れる。
電源を入れるとAEDが指示を出す(話しだす)ので、その指示に従っていけば良い。

AEDから電気刺激を与えるわけだが、その際は電極のパッドを素肌に貼る必要がある。傷病者が女性の場合は、服の前を開いて、肌を露出させないとパッドの貼付けは出来ない。時間との勝負なので、躊躇なく行なわなければならないが、実際の場面では、筆者は躊躇してしまいそうだ。

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AEDの指示に従って作業していくと、装置が電気ショックを与える前に「離れて下さい」の指示が出るが、そのままでは、電気ショックは与えれないので、傷病者に誰も触れていないことを確認して、自分でボタンを押さなければならない

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 AEDが修了したからと一息つくのではなく、パッドはつけたまた、再び、胸部圧迫⇒人工呼吸を5サイクル実施する。5サイクルでおおよそ2分程度だが、この2分が経過すると、AEDが再び、解析作業を行い、電気ショックが必要がどうかを知らせてくれる。
電気ショックが必要なら、再びAEDの指示にしたがい、電気ショックの作業を行う。
救急車が到着するまで、この胸部圧迫⇒人工呼吸、AEDのサイクルを続けて行う。
筆者は、講習会に参加して、ひと通りの作業を行い、頭の中では理解し、実際、身体動かして体験したが、正直、実際の場面に遭遇したら、ちゃんと出来る自信は十分にはない。しかし、100点でなくても、目の前の命が、筆者の行動によって救えるチャンスに遭遇したら、尻込みせずに、自分として最大限の努力は払おうと決意した。