ほげったけど一歩前進

失敗を恐れず行動し、失敗から学び、昨日より一歩前進

ほぼ毎日書く経験をしてこそ刺さる「武器としての書く技術」読書メモ

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「ヤレバ出来る」と「ヤッテミル」は決定的に違う。イケダハヤト氏の「武器としての書く技術」読書感想メモ。

 読むのは2回目。1年くらい前にも読んだ。その時は、ブログ書きを始めていなかった。当時読んだ時の感想は正直言って「ふーん」くらい。

1月からほぼ毎日ブログ書きを始めた。まだまだ試行錯誤の毎日だ。著者は、100万PV近くいく有名ブロガーだ。その「書く技術」は、極めて具体的かつシンプルな言葉で説明されていて「うんうん」「そうだそうだ」と激しく共感。

自分が出来ていないことについては「ああ、そう考えてれば良いんだ!」とアドバイスをもらった。まだまだブログ書きでは悩むことが多いので「やるべきことや改善点は多いので希望はある」という気持ちになり勇気づけられた。
実際に行動して経験してからでは自分への刺さり方が全く違うね。

自分の備忘録と共に、同じようにブログ始めたけど悩んでいる人の参考になればと以下に読書感想メモ。

1. 文章はこうすれば残念にならない

1章は「残念な文書」=読まれない文書の具体例を挙げて、そうならないためのポイントを説明している。

 

  • 文が長くなりそうだったら、切ってみよう
  • 同じ語尾が続かないようにしよう
  • まずは「話すように」書いてみよう
  • 抽象すぎたり、私的すぎたりしないようにしよう
  • 読む人の価値になるものを提供しよう
  • 外に出す文章は「濃いめの味付けをしよう
  • 誠実に本音を語ることを怖れないようにしよう
  • まずは結論からいることを心がけよう
  • ニッチなテーマにこそ価値があることに気付こう

 

 

 これらのポイントで自分の文章チェックしたり、自分がファンであるブログの文章を読んでみると「なるほど」と思う箇所が多く、この手法を取り入れよう。

2.凡人の文章を最強の文章に変える10の魔法

内容そのものが特別でなくても、文章の書き方=表現の仕方で魅力のある文章にするためのポイント。

インターネット上の文章は露店でモノを売るのと同じ。通りすがりの人にいかに最後まで読んでもらってファン=リピータになってもらうかを考えた文章を書かないとダメだ。
だからと言って媚を売る必要はまったくない。そこを勘違いしてはいけないね。

 

 

  • 主観と客観を行ったりきたりしながら文章を書こう
  • 見出しや太字で読者に「道しるべ」をしてしてあげよう
  • 読者の思考を先回りして疑問や不信感を取り除こう
  • なるべく数字を絡ませて「フック」を作ろう
  • 人目を引きやすいワードを押さえておこう
  • 多少大げさでも「ツッコミどころ」を作って注目を集めよう
  • 文章はプレゼント。パッケージ化して読者に届けるイメージを持とう
  • 音楽のようにリズムのいい文章を心がけよう
  • 難しい言葉や、ひらがな、カタナカ、漢字のバランスに気をつけよう
  • ネットでウケる文脈を意識しよう

 

 3.大量に文章を書くために

走ることと同じように、文章を書くためにも練習量が必要だ。筆者もたった1ヶ月だがほぼ毎日文章を書くことで、はじめた頃よりもスピードが少し上がった。(内容は進歩ないけど。。。) まずは質より量だろう。
しかし、文章を大量に書くには時間がかかる。そのためには、こんなポイントで書けばよい。

 

  • 完璧な文章など不可能だということに気づこう
  • 下書きはためずにどんどん発表しよう
  • ちょっとした空き時間、スキマ時間でかけるようになろう
  • 自分のライティングスピードを知っておこう
  • 失敗や辛い出来事もネタにしてしまおう
  • 経験を文章に変換する高速な回路を身につけよう
  • すぐ割りきってしまわずに、常に考え続けるクセをつけよう
  • 批判にめげず、「理解されないこと」を受け入れられるようになろう
  • 飛ばし読みする速読術を身につけよう
  • とにかくアウチプットすることで質は高まることに気づこう

 

 

4.ブログで稼ぐには

ブログで稼ぐにはなにより多くの人が読んでくれるようにならなければ始まらない。そのためには一にコンテンツ、ニにコンテンツ、、、。とにかく記事がおもしろくなければ、始まらない。筆者はそこに集中だ。
残念ながら、現段階ではブログ初心者の筆者には全く関係ない話だ。しかし「いつかはこんなことを考えるようなステージになれたら良いな」という目標は持ち続けたい。希望は生きていくためのなによりの糧だからね。

 

  • ブログで稼ぐには「ストック」が大切だということを知っておこう
  • まとめ記事を書いて「はてブ」を狙うことが稼ぐ最短距離
  • 話題のニュースに独自の視点を加えて提供しよう
  • 佐々木俊尚さんやはるかぜちゃんなどのインフルエンサーを狙おう
  • 他のブログに積極的に絡んでいこう
  • 検索に引っかかるタイトル付けを意識しよう
  • Google Adsenseで効率的に広告を入れよう
  • いいセールスマンになってアフィリエイトで稼ごう
  • 有料メルマガや寄稿などあらゆるマネタイズ手法を知っておこう
  • ブログタイトルとドメイン、ブログサービスの選び方に気をつけよう

 

 

5.書く技術はこんなに人生を豊かにする

ブログを書くことで情報発信が出来る。自分メディアもつわけだ。情報発信することで、それまでの自分が属していたコミュニティーとは違った人たちとの交流が始める。新しい交流は新たなチャンスを創りだす。チャンスが多ければ人生は豊かになる。
また書くことは自分の感情の吐き出し場をもつこと。それは自分にとっても癒しの場にもなる。

 

  • 会社の外の人に知ってもらうことで転職のチャンスも訪れる
  • 書くことの原価はゼロで価値を生み出せる大いなる武器
  • シロウトの意見はそれだけで多くの人にとって価値となる
  • ブログは脳の「外付けハードディスク」にもなる
  • 書くというアウトプットの作業記憶力もアップする
  • 書くことで感情をマネージメントできるようになる
  • 個人を表現して、閉じ込められた個性を解法しよう
  • 必要以上に「和」を演出してしまう臆病者の自分に気づこう
  • 「わがままを許してくれる空間」を自らつくりだそう

 

 

  6.ブログは現代の生活綴り方

ここまで自分でまとめてみて改めて、ブログは現代の生活綴り方でははないかという思いが浮かんだ。

 

  1. せいかつつづりかた【生活綴方】 1910年代に入る前後のころ以降日本に現れた,子どもの生活全体の指導を目的とする教育方法,もしくはその指導過程に生まれる子どもの文章表現の作品をいう。 その方法は二つの部分からなる。( 1)まず,子どもたちに自分の生活に取材した文章を自分のことばでありのままに書かせるが,そのための取材,構想,記述,推敲の各過程における,文章表現の各〈形体〉ごとの指導がある。

 

ブログも日々の生活の中での気づきから記事を書く。もちろん他の人に役立つ情報を発信していくことが主ではあるけど、同時に自分の生活を振り返ったり、自分の疑問を整理したりする。

筆者はブログ初心者で、毎日記事書きに苦悩悶絶しているが、公開した文章をひとりでも読んでくれているとワクワクしてしまう。
たとえポンコツ文章でもだれかが読んでくれていると、単なる消費するだけの側から一歩進んだような気がして、毎日の生活にはりあいが出る。

昨日より今日、今日より明日と少しつづだけど進歩するように続けていくよ。

 

武器としての書く技術 武器としての書く技術