ほげったけど一歩前進

失敗を恐れず行動し、失敗から学び、昨日より一歩前進

IT部門のユーザへの脅迫っぽい説明はなんとかなりませんか

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出典:itmedia.co.jp

反論覚悟で書きますよ。
Windows Serverの保守期限が終了するのでシステム作り直さないといけない」とか、「メーカーサポートが終了するので使えなくなります」とか。
だから「新しいシステム開発しないとダメです」なんて、言葉はやさしいけど、アンタたちそれってほとんど脅迫じゃないっすか!

 Windows Serverに保守期限があることも、ベンダーが解決策の回答をくれないことも、そのソフトの導入やベンダーを決めたときから分かってるよね。しかしデジャブのように同じことを繰り返すその行動が理解できないんで説明して欲しいんですけど。

これでも、脅迫されてます (キャラ文庫) これでも、脅迫されてます (キャラ文庫)

意味のない変更

筆者は長く「ものづくり」の現場で働いていました。そこで使われている装置は自社で開発したものもあれば、外部から購入したものもありました。

外部から購入したものは装置メーカーからのサポートや部品提供の期限がとうの昔に切れていましたが、中古市場から同じ装置を複数台購入しておいて、そこから部品や基板を取りだしたりして保守していました。

市場には、同様の部品加工が出来る装置もありましたが、新しい装置への投資が、自分たちの製品に新たな付加価値を生むわけではないので、新しい装置を導入する意味がないためです。

そうやって、自分たちが使用する装置の扱い・管理を自分たちのてのひらに乗せていました。

つまり、意味のない無用な装置変更はしないということなんです。

こういう考えはものづくりの現場では当たり前ですよ。

無意味なものと不気味なもの 無意味なものと不気味なもの

自分たちでコントロール出来ない

IT部門が自分たちが社内に提供するためのソフトを全て自分たちで作れと言うつもりはありませんよ。でもね、社内に提供しているサービスを「こんなに価値があるサービス提供しています」なんてアピールしていますよね。

だったら、そのサービスを本質的に必要もないのに「ベンダーの都合」で作りかえなきゃいけないってヘンだと思いませんか?

結局、自分たちの仕事が手のひらに乗っていないってことでしょうか? 大げさに言えば、制御不能とか、そこまでは言い過ぎかな。

アンコントロール~制御不能~ 1巻 アンコントロール~制御不能~ 1巻

「いや、作り変える時に、仕事の見直しをしてるし、、、」なんていいますけど、それって、そういう理由つけないとユーザ部門から協力もらえないからですよね、違います? どうでしょう。

余計な仕事を作らないでほしいなあ

いや、一歩ゆずってちゃんと「仕事の見直し」が出来たとしましょう。
でもね、もし、メーカーの保守期限とかなかったら、仕事の見直しします? しないでしょう。だって、大きな問題がないのに、わざわざ余計な仕事したくないでしょう、IT部門なひと達だって。

「動かなくなっら困るのはアナタたちですよ」って言われたことあるけど、そもそも、メーカーに保守期限があることなんて前から分かってることなんで、それをなんとかするのがIT部門の仕事じゃないかと思うんですよ、私たちのしらないところでね、お願いしますよ。
ベンダーやソフトウェアの選定をしたのはIT部門じゃねえかと思うわけです。

余計なこと、大事なこと (文春文庫) 余計なこと、大事なこと (文春文庫)

IT部門は責任を感じて欲しいなあ

以前、IT部門の中のひとたちとこの話をしたことがあったんだよね。彼らから「そうですよね。なんとかしなきゃいけないですよね」という反応を期待しての会話でした。
ところが返ってきたのは以下のような驚くべき反応、正直参いりました。

 「そうなんですよね。だから僕達が、定期的に作りなおして、業務が止まらないようにしないといけないんですよ。」

唖然! (T_T)

「責任」ってなに? (講談社現代新書) 「責任」ってなに? (講談社現代新書)

原因は解決せずに現象だけを解決する

つまりこういうこと。

  1. 外部から導入したものは、コントロール出来ないのが前提。
  2. 原因は解決するつもりはない、現象を出なくするだけ
  3. 定期的に発生する問題は自分たちの飯のタネ

これって筆者の知っているいくつかの会社だけ? それともIT部門って、どこの会社も似たような考え方を持ってるのかな?

 

原因が「単なる私の勘違い」と言うアナタは超大きな勘違いをしているはず - ほげったけど一歩前進

すべてを手のひらにのせろとは言わないが

すべてを手のひらにのせて自分たちでコントロールしろとは言うつもりはないですよ。でも定期的に繰り返される「サポート期限なので」問題は減らしい欲しいなあと思いますよ。

少なくても、同じことを繰り返すことは減らすようにして欲しい。みんな言葉には出さないけど「またかい!」と思ってるんですよ。

何より、現在の状況を繰り替えしている限り、ユーザ部門からのIT部門への信頼は失墜していくので、その辺りを「サービスを提供する」という原点に立ち返ってよく考えて欲しいと思うのは、筆者だけかな。

よろしくお願いしますよ。 > IT部門 殿

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