冬に運動不足気味の高齢者を巨大ショッピングモールでリフレッシュさせる5つのポイント
外は寒いので出かけたくない。高齢者ならなおさらだ。自宅で暖かくして、テレビでも見ていれば最高? それじゃまずます運動不足でだめだよ。
筆者の母親は八十歳を過ぎた。足が痛いとか、腰が痛いとか言うのが日常茶飯事だ。高齢者はただでさえ運動不足だ。冬場は外へ出かけるのを嫌がる。結果として、運動不足⇒動きが悪くなる⇒運動不足という悪循環になってしまう。
そこでショッピングモール行って問題解消だ!!
ショッピングモールから考える: ユートピア・バックヤード・未来都市 (ゲンロン叢書)
出かけるを嫌がる理由
出かけるのを嫌がる理由をよく聞いてみると下のようなことだ。
- 寒い
寒いのはイヤ
暑いのもイヤ
雨や雪だったりもイヤ
傘さすのも面倒臭い - 歩くのが疲れる
杖や車椅子を使えば楽だが、それはイヤ
一歩譲って使ったとしても、知り合いにそういう姿を見られるがイヤ - トイレが心配
外だと行きたいときにトイレがないかも知れない
そう思うこと自体が心配 - お腹が空いてもちょうど良い食べ物がない
レストラン等は量が多く食べ切れない
一般的に値段が高い(戦争中の感覚から贅沢は敵) - 体調が悪くなった時に周りに迷惑をかける
倒れてすぐ死んでしまうのは良いが、だれにも見つからず苦しんで死んでいくのを想像するのもイヤ (^^;;
これらを解消する場として筆者は、母親を巨大ショッピングモールへ連れて行き、本人も概ね満足した模様であった。
巨大ショッピングモールは上の5つの課題をほぼ解決出来る。
寒くない
これはもう言うまでもない。外が雨だろうが、雪だろうが、強風だろうが、モールの中は温かい。課題1は解決
カートを押して歩けば疲れを緩和できる
ショッピングモールにはカートがある。これを押して歩くことで体重が一部分散される。そのため膝や腰の痛みも緩和されすいぶん楽だとのこと。これは膝や腰に痛みのある高齢者本人にしかわからないことだ。
他人からは「買い物でカートを押している」ようにしか見えないので、他人からの見た目もクリアである。見た目もかっこわるくないから良い。
トイレは至るところにある
ショッピングモールにはトイレは多くあり、また案内も親切丁寧なので、トイレの心配は解消出来た。
食べるものはピンからキリまであり食べる場所もある
筆者の母親は戦中戦後に子供時代を過ごしているため、未だに「贅沢は敵」的生活をする。最近のショッピングモールはモール内で買ったものを自由に食べられる場所もある。
ショッピングモール内のマクドナルドやミスタードーナツなどで購入したものから、スーパーマーケットの食品売り場、惣菜コーナで買ったものも自由に食べて良い場所だ。
ちょっと小腹が空いたら、スーパーマーケットのお菓子売り場でスナック菓子を買ってそこで食べることも出来る。レストランなんかよりも安いし、食べる量の調節も自分で出来る。無駄がない。
これで3つ目の課題も解決できた。
体調が悪くなったらだれかが助けてくれる
ショッピングモールには大勢の人が居るし、モール側にもインフォーメーション係等、モール内の来客の緊急事態に対処出来る部署があるので安心だ。
また出かけたいと言いはじめた
いつも家にばかり居れば、誰だってたまには外出したいと思うだろう。しかし身体が思うように動かなければ、自分で諦めてしまう。筆者の母親は、ショッピングモール内をカートを押しながら自分のペースで歩けることが気にいったようで、「また行きたい」「今度は、あっちのショッピングモールへ行ってみたい」と言いはじめた。良い傾向だ。
外に出て、色々なものを見れば脳も刺激を受けて、きっとボケ防止にも悪いことはないだろう。
ひとつひとつ課題を解決して、敷居を低くすれば、新しいことも始められるようになるし続けられるようになるのはブログ書きと同じだね。
継続出来るようにして、運動不足を解消させていきたい。